REMEDYGARDEN
<↑代表 田上玲子の日々のつぶやき>

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<↑布ナプやお店についてのあれこれ>

ムートンの情熱によせて

こんばんは。

唐突ですが、皆さんは何かを選ぶ時にどんな事を重視しますか?

私は、心地よい、嬉しい、気持ちいい、ドキドキときめく、そんなふうに心が動くものを選びます。

それから、もうひとつ、そのものの知識を得てそのものを作り上げた人の想いを知ったり、歴史を知った時に感動できるもの、という事も。

先日飲んだこのワインもその一つ。

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これは5大シャトーと呼ばれるワインのうちの一つなのですが、実は他の4つのワインが1855年の格付けで1級になった時、ムートンは2級という屈辱的な格付けをされました。

他の一級ワインにも劣らない素晴らしいワインが第二級になってしまったのには純粋な評価ではなく、歴史的背景があったのですが、この時、オーナーであるバロン・フィリップは以下の有名な言葉を残しています。

「われ一位たり得ず。
されど二位たることを潔しとせず。
われムートンなり」

…と。

そして、ムートンは他の1級ワインを越えるワインを常に生産し続けるしかない、と4世代に渡り情熱を燃やし続け、ついに118年後の1973年に第一級の格付けを得たのです。

その間にムートンがしてきた改革と斬新なアイデアには、強い憧れを抱きます。

畑や葡萄造りににとどまらず、今では当たり前となっているシャトー元詰めにするという、当時他の一級シャトーもやっていなかったワインの製造・流通システムにも徹底的にこだわり続け、その先駆けとなってきました。

そしてなんといっても、ムートンの斬新なアイデアといえば、エチケット(ラベル)です。

私も今まで様々な年のムートンを頂きましたが、その度にワクワクするものです。

その他にもムートンが行った様々な努力と情熱の背景を知れば知るほど、このワインの味が、私の体に歴史と共に柔らかく流れ込むようで、又、そのムートンの情熱を少しでも頂けるような気がして、やはり特別な想いのあるワインの一つとなっています。

「われ一位たり。
かつて二位なりき。
されどムートンは変わらず」

これは、ムートンが一級に格付けされた後に言い放った言葉です。

状況が変化しようとも、一途な想いを持ち続ければ必ず実を結ぶ。

私も、その想いを形に出来るまで、まだまだはじまったばかりのこの道を、自分で開拓していきたいと。

一時的な支持を受けることは、もしかしたらそんなに難しい事ではないのかもしれない。

でも、支持を受け続けることというのは、安易な事では、きっと、無い。

それは、あらゆる変化の中で、ある意味難しい選択をし続けるという連続なのかもしれない。

そして案外、人は、その選択をすることが人生を真に生きているという幸福で満たされるのではないか、と思っています。

∞reiko tagami∞

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